第二轉
解説
A Compendium for the Table No.02
一等にだけある冬韻は, 第一轉の東韻一等とは別の韻です。
このことは、上古からの由縁を表しています。
これを黄侃以來、古本韻と云います。
古本韻とは、一等專韻・四等專韻と解釋できる
全ての中古音分類で、
齊韻が實は更に兩つに析れていた筈(脂部・支部に相當)
になる他は、ほぼ、
上古音の分部を反映しているとするものです。
ですから、他の韻は、
その各本部をもとにした 拗音バリエーションの
分化した發音ということが、出來ます。
(つまり、
一等韻と純四等韻とは、直音であり、
四等韻はのちに拗音に近づいたのです。)
第一轉の解説も參照してください。
また、古本韻について、
第十二轉の解説も参照してください。
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