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第二轉 解説

A Compendium for the Table No.02

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一等にだけある冬韻は, 第一轉の東韻一等とは別の韻です。
このことは、上古からの由縁を表しています。
これを黄侃以來、古本韻と云います。
古本韻とは、一等專韻四等專韻と解釋できる 全ての中古音分類で、
齊韻が實は更に兩つに析れていた筈(脂部・支部に相當) になる他は、ほぼ、 上古音の分部を反映しているとするものです。
ですから、他の韻は、 その各本部をもとにした 拗音バリエーションの 分化した發音ということが、出來ます。
(つまり、 一等韻と純四等韻とは、直音であり、 四等韻はのちに拗音に近づいたのです。)
第一轉の解説も參照してください。
また、古本韻について、
第十二轉の解説参照してください。







「韵鏡」廣韻切韻分布捷徑 [記號案内]
五十三加凡例一丁全五十四
二百六韻分配鏡七音有無圖 五十三加凡例一丁全五十四
二百六韻分配鏡七音有無圖
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