第四十二轉
解説
A Compendium for the Table No.42
この轉と次ぎの轉は、蒸(三等韻)・登(一等韻)の
開・合の對(ペア)です。
中古から更に桁の遠い上古に於いては、
この陽聲韻尾の一種(蒸韻・登韻、とその入聲な職韻・德韻)
のルーツ(來源)である蒸部・職部と
入聲を共有する對轉關係にある陰聲韻尾は、
之部でした。
そ(之部)の之韻は第八轉にあります。
また、その古本韻である
一等の咍韻は、
第十三轉にあります。
そこに、この蒸・登が、
東・冬・江や、陽・唐や、庚・耕・淸・靑などとは析れてあることの、
特色の由來があります。
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