曝書亭集九「重刊廣韻序」 BAKSHOKO.HTM TEXTS

　　　重刊玉篇序。
小學之重，於古久矣。周官保氏，掌養國子，敎之六書，漢制太
史，試學童，能諷書九千字以上，乃得爲史吏，民上書，字或不
正，輒舉劾.自《凡將》：《元尚》：《滂喜》諸篇，均失其傳，而《爰歷》：《博學》，爲
閭里書師所合入之《倉頡篇》中。許愼據以𢰅《説文解字》。古本
部分，自一至亥者，是已顧氏《玉篇》本諸許氏，稍有升降損益。
迨唐上元之末，處士孫強稍増多其字。旣而釋慧力𢰅《象文》，
道士趙利正𢰅《解疑》。至宋陳彭年：𨦣：丘雍輩，又重修之。於
是廣益者衆，而《玉篇》非顧氏之舊矣.予寓居呉下，借得宋槧
上元本於汲古閣張子𥸤，三請開雕焉。棃棗之材，尺幅之度，


臨橅讎校之勤，不舍晨暮，并取《繫傳》：《類篇》：《汗簡》：《佩觿》：《手鑑》諸
書，推源析流，旁稽曲證，逾年而後成書。爰屬予，序其本末，以
予思之學，奚小大之殊哉，毋，亦論其終始焉，可也。講習文字
於始，窮理盡性，官治民察，要其終，未有不識字而能通天地
人之故者。宋儒持論，以灑埽應對，進退爲小學，由是《説文》：《玉
篇》，皆置不問。今之兔園冊子，專考稽於梅氏《字彚》：張氏《正字
通》，所立部屬，分其所不當分，合其所必不可合，而小學放絶
焉。是豈形聲文字之末與。推而至於天：地：人之故，或窒礙而
不能通。是學者之所深憂也。孫氏《玉篇》，雖非顧氏之舊，然去
古未遠，猶愈於今之所行大廣益本《玉篇》，復上元之舊，而古
之小學存焉矣。

　　　重刊廣韻序。
聲韻之學，盛於六代。周顒，以天子聖哲，分四聲。而學者言韻，
悉本沈約。顧其書，終莫有傳者。今之廣韻，源於陸法言《切韻》。
而長孫納言爲之箋注者也。其後，諸家各有増加，已非《廣韻》
之舊。然分韻二百有六部未之紊焉。自平水劉淵，淳和中始
并爲一百七韻。於是，合「殷」于「文」，合「隱」于「吻」，合「焮」于「問」，盡乖唐
人之官韻。好異者，又惑于婆羅門書，取華嚴字母三十有六，
顚倒倫次。逮《洪武正韻》出，脣齒之不分，淸濁之莫辨。雖以天
子之尊，行之不遠，則是非之心人皆有之矣。曩，崐山顧處士
炎武，校《廣韻》，力欲復古。刊之淮陰。第仍明内庫鏤板，縁古本
箋注多寡不齊，中涓取而刪之，略均其字數，頗失作者之旨。
呉下張上舍籲三[覆澤存堂本所載外序作「士俊」]有憂之，訪諸琴川毛氏，得宋時鋟本。證以
藏書家所傳抄，務合乎景德祥符。而後已抑何其用力之勤

與。嗟，夫韻學之不講，久矣。近有嶺外妄男子，僞撰沈約之書，
以眩于丗。信而不疑者，有焉。幸而《廣韻》僅存，則天之未喪斯
文也。吾故序之。俾海内之言韻者，必以是書爲準。
[覆澤存堂本所載，外序，有以下之署]
[康煕四十有三年六月，秋水朱彝尊書。]

   セイngヰンのガクk、リクkダイyよりさかん。
   シウwギョウng、テン：シ：セイng：テツtをもってシセイngをわかつ。
   しかれどもガクkシャ、ヰンをいうに、ことごとくシムmヤクkにもとづく。
そのショをかえりみるに、ついにつたふるものあるなし。
   いまのクヮウngヰン、リクkホフpゲンのセツtヰンにみなもとするも、
   しかれどもチャウngソントツtゲンこれがためにセンチウwせるものなり。
   そののち、ショカおのおのにゾウngカあり。
すでにクヮウngヰンのキウwにあらず。
しかれども、クヮウngヰンのジハクkイウwリクkブ、いまだこれをみださざるなり。
   ヘイngスイyのリウwヱン、ジュンイウwチュウngに、
はじめてあはせてイッtパクkシツtヰンとなし、
ここにおいてヰンをブンにガッpしヰンをフンにガッpしキンをモンにガッpしてより、
ことごとくタウngジンのクヮンヰンにもとる。
   イをこのむものは、またバラモンのショにまどひ、
ケゴムmジボサムmジフpイウwリクkをとり、リンジをテンタウwす。
   コウngブセイngヰンのいづるにおよんでは、
シンシこれわかたず、セイngダクkこれベンずるなし。
   テンシのたうときをもってすといえどもこれをおこなうこととほからざれば、
すなはち、ゼヒのこころ、ひとみなこれをイウするなり。
さきに、コンザンのコショシ エムmブ、クヮウngヰンをカウwし、
つとめていにしへにかへさんとほっし、これをワイyイムmにカンす。
   ただ、ミンngのナイyコのルハン、コホンのセンチウw タカフセイyなるにより
うちエンシュしてこれをけずりほぼそのジスウwをひとしくし
すこぶるサクkシャのシをシッtすに、よる。
   ゴカのチャウngジャウngシャ ヤクk、みたびこれをうれふるあり、
これをキムmセンのマウwシにたづねてソウngジのシムmポンをう。
シャウngするにザウngショカのデンセウwするところをもってし、
つとめてケイngトクkシャウngフにガッpす。
   しかるのち、すでにそも、なんぞヨウngリキkのキンならんか。
   ああ、それインガクkのコウngぜられざることひさし。
ちかごろ、レイngグヮイyのマウngダムmシ、シムmヤクkのショをギセンし
もってよをまどはす、あり。
シンじてうたがはざるもの、あるなり。
さいわいにして、クヮウngヰンわづかにソンすれば、
すなはち、「テンいまだシブンをうしなは」ざるなり。
   われ、ゆゑにこれにジョし、
カイyダイyの、ヰンをいふものをして、
かならずこのショをもってジュンとなさしめん、とす。

　　　合刻集韻類篇序。
六藝，其五曰書，書有六體。比類象形謂之文，形聲相益謂之
字.聲成文謂之音。保氏，以書敎國子。大行人，屬瞽史，誨書名，
聽音聲。六體，形聲獨多.左右：下上：外内，審其形而聲從焉。國
史，六書著録次于經典。唐宋，小學恒與太學並設。分敎弟子，
紹興中猶然.淳煕以後，更洒埽應對進退之節爲小學。徽國
文公別撰書一編，頒諸學官功名之士.習四子書，麁通一經，
足以應舉，開口代堯：舜：禹：湯：文：武：周公：孔：孟之言，朝士取其
辭爲諸生法式。古文奇字，安所用之。昌黎韓子有云，凡爲文

辭，宜略識字。江都李氏亦云，人讀書須是識字。其亦不得已
而言之也與。今夫，聲音文字之學，講之正非易易。已五方之
民，風土各異，發于聲，不能無偏.輕土多利，重土多濁，北人詆
南爲鴃舌，南人詆北爲荒傖，北人不識盱眙，南人不識盩厔。
此限于方隅者。楚騷之音，殊于風雅，漢：魏之音，異于屈：宋。
此易于時代者也。書文旣同而音之不一者，統歸于一，斯聲
音文字，必相輔以行，而義始備也。
聖天子，文軌之盛，包海内外野，無遺賢，終始典學，香廚中簿
之藏，分授詞臣，編摹會粹。而通政司，使巡視兩淮鹽課，監察
御史曹公奉。
命編孴《全唐詩》，歷五年。所較舊本，廣益三百餘篇。鋟諸棗木
用呈。


乙覽復念詩之醇，疵一本乎韻。韻之合，原于六書，旣鋟《玉
篇》：《廣韻》，又求《集韻》：《類篇》善本，讎勘雕印以行，學詩者得而誦
習之，旣免四羊三豕之失，而音無奪倫，紐分畛域，注相引證。
庶乎，取諸左右，逢源矣夫。

　　　字鑑序。
元至治間，長洲李丗英：伯英，受其父梅軒處士之旨，以六書
假借難明。于是，就典籍中，字同音異者，正其字畫，溯其原委，
緝《類韻》一書，凡三十卷。其從子文仲，復緝《字鑑》五卷，仍依韻
編之。予，抄自古林曹氏。嗟夫，字學之不講，久矣。舉凡《説文》：《玉
篇》：《佩觿》：《類篇》諸書，倶束之髙閣，習舉子業者，專以梅氏之《字
彚》：張氏之《正字通》，奉為兔園冊，飲流而忘其源，齊其末而不
揣夫本，乖謬有難畢舉也。已李氏之學，逺引《説文》，證以後代

諸家之説，其亦所謂元元本本者與。遼：金：元，字雜以國書，字
體轉益茫昧，其詩詞，落韻有出于二百六部之外者。茲編所
道者，古信可傳也。

曝書亭集卷第三十四